こんにちは、せおねこです。
今回はとうとうICL体験④手術本番編です。
みなさんが一番気になる話だと思いますので、実際に受けてどうだったのか詳しく説明します。
前回の術前検査はこちら↓
最初からはこちら↓
ICL手術を受けるために今まで色々な検査を行いました。
そして全て異常なし、「YOU、ICLオッケーだヨ!」と判断されたら日程調整して念願の手術日を迎えます。
手術が終わればもうその時点でクリアな視界が手に入る!面倒なメガネとコンタクトからはおさらばだ!!
手術時間も短いし、楽勝だろ!!
……そう余裕ぶっこいていた私は、手術始まってすぐ後悔しました。愚かな。これは手術なのに。
この記事でわかること
- ICL手術は怖い?痛い?麻酔はちゃんと効いているの?
- 手術時間は短いって本当?
- 手術中何すればいいの?何をしたらダメなの?
- 手術終わった瞬間から視力回復しているの?
詳しい内容は以下のとおり説明していきますね。
ICL手術内容
ICLの手術内容は、両目に点眼麻酔して、痛みと瞳孔を開かせます。瞳孔が開くのにしばらく時間かかるので(適応検査と同じですね)、瞳孔が開いたら手術室で先生に身を委ねます。
その後先生が目を少し切ってその隙間からICLレンズを入れ、位置を固定し、両目ともレンズ入れ終わったら手術終了です。
手術内容は①麻酔する②目を切る③レンズ入れる④位置固定する、で終了するシンプルなものですね。時間も片目10分程度だったので、頭の中でいろいろ考え事していたら終わっていました。
麻酔するまで
受付をして、早速点眼麻酔をさしました。
その後数分おきに数回差してくれて、瞳孔も開いていくので徐々に視界がぼやけていきます。
そしてスタッフのお姉さんに「精神安定剤要りますか?」と聞かれました。
両目合わせても30分くらしだし、麻酔で痛みもないから、いらないです!
手術中は目に光を当てて、麻酔が効いた中で行うので正直何されているかわからない。
そう話を聞いていたので、手術日当日でもあまり怖くなかった私は、精神安定剤を断りました。(そして死ぬほど後悔する)
そして精神安定剤を飲まないまま、点眼麻酔が効いてきた私はスタッフのお姉さんに手術用の服と帽子を着せられました。
お〜手術っぽい!と、この時点でも私は能天気にいました。
手術室へ
手術用の服と帽子、そして点眼麻酔が効いた私は、視界がぼやける中スタッフのお姉さんに連れられ、手術室へと入りました。
部屋の中心に手術用の椅子があり、そこに座るといつもの先生が話しかけてくれました。(マスクと手術着のせいで最初誰かわからなかった)
怖くないですか?大丈夫ですか?
ちょ、ちょっと緊張してきました
じゃあ誰かに手を握ってもらいますね
手術台に座った瞬間、「あ。今から手術するんだ」とやっと現実味というか緊張が襲ってきました。
今まで余裕ぶっこいてヘラヘラ笑っていたのに急に縮こまる私の手を、助手らしきお姉さんが握ってくれて手術スタートしました。
手術本番
目の手術するってことは、目は開けっぱなしだよね?でもうっかり瞬きしちゃったらどうしよう?
そんな私の疑問は、手術開始後すぐに解決しました。
まずは片目の部分だけを丸く切り取られた布を顔にかけられました。
そしてその状態で目を大きく開けて、瞼に保護テープを貼って固定。
さらに器具をはめてしっかり固定(鏡もないのでどんな器具かは分かりませんでしたが、痛くはなかったです)。
さあここから私のパニックがスタートです。
強制的に瞬きできない状況=普段当たり前に、無意識にしていたことの自由を奪われた。
そんな状況になって、初めて恐怖が瞬間的に湧き上がり、パニックに陥りました。
せ、先生、こ、怖いです。ヒェえ、怖いです、怖いです
瞬きできない!!怖い!!目が渇いたらどうしよう!!自分の意志で瞬きできないってこんな怖いの?!
うわ言のようにずっと「怖いです」を繰り返す私(それはもう呪文のように……)
でも当然「じゃあ手術やめよっか」にはなりません。私の後にも人がいるし。
この時になってようやく「精神安定剤飲めばよかった〜!!!」と後悔。
スタッフのお姉さんの温かい手をぎゅっっと握り、「怖いです」と繰り返しつつ本当の覚悟を決めました。
手術中はこのライトをじっと見ててね〜目を動かしちゃダメだからね〜
目に眩しいライトを当てられ、視界は白一色に。
先生は時々優しい声をかけてくれながら、目が乾きそうなタイミングで「水かけますよ〜」と目に水を入れてくれて。
正直麻酔のおかげで痛みはなく、ライトのせいで自分が今何されているかわからない状況でした。
なので先生が「今からレンズ入れるね」「入れたらちょっと視界良くなるからびっくりしないでね」と言われてはじめて「へ〜そうなんだ〜」って理解するぐらい。
瞬きできない=自由じゃないパニックはまだ続いているものの、いざ本格的に手術が始まると「先生達がなんかしてる」とすこーしだけ安心し始めて、でもまだ怖いから無理矢理脳内トリップしていました(北海道旅行のこと考えた)。
レンズ入れたので、位置固定しますね。ちょっと違和感あるかもだけど頑張って!
手術中、唯一感覚があったとすればこれでした。
先生の言う通り、目に違和感と圧迫感を感じました。
目の中でレンズが動いているから当然っちゃあ当然ですが、初めての感覚に少し気持ち悪さも覚えて。
痛いって言うほどじゃないですが、しっかりとした圧迫感がありました。
でも位置固定だけなのでそんなに時間もかからずに終了。
先生が器具と保護テープを外してくれて、私はやっとパニックと恐怖から解放されました。
が、もう片目も同じように手術するので1分後またパニックになりました。愚か。
手術後
もう片目も同じく地獄耐久を終えて、両目ともレンズが入りICL手術完了。
まだ瞳孔は開いている+手術直後で視力安定していない状態なので、視界はまだ少しぼやけている状態(目に水が張ってる状態に近いかな?)。
でも遠くの景色は明らかにはっきり見えるので、その時点で感動。
手術室から出て手術用の服と帽子を脱ぎ、待合室で待機させられました。
待機中、新しい視界に思わず首が痛くなるぐらいキョロキョロして「と、遠くの景色がクリアだ〜!!」と感動に浸る私。
近くのものが見えずスマホもいじれないので、余計にキョロキョロしちゃいました。
その後、スタッフのお姉さんが定期的に目の状態を見にきてくれて、無事手術成功したことを確認した後、事前に言われていた保護用メガネ(私はダイソーで花粉用メガネ買いました)をつけて受付し、クリニックを出ていきました。
手術と待機時間含めて二時間ぐらいでした。
手術の振り返り
今思い出しても手術中のパニックは強烈でした。素直に精神安定剤飲んでいれば多少はマシだったのかもしれません。
もう一度同じことされてもまたパニックになる自信あります。
手術中、先生に言われた注意事項は、
- 急に動かない。
- ライトをじっと見ること(目を動かさない)。
この二点だけでした。目の手術なので、目さえ動かさなければ特に大丈夫なようです。
まとめ
手術直前までは全然恐怖もなく、平気だろ〜っと余裕たっぷりでしたが、いざ始まると途端に恐怖に支配されてしまいました。
痛みはないから平気、と思っていたけど痛み以外の恐怖要素があり自分の能天気さを反省。
けれど時間も短く、麻酔とライトのおかげで何されているかわからないまま終わったので、その時間さえ耐え切ればあとは最高の視界が待っていました。
割と周りから「目の手術って怖くない?だってその間ずっと起きてるんでしょ?」と心配されましたが、瞬きできない恐怖はあったけど他は平気でした。
終わってしまえばこっちのもん!!手術から三ヶ月経ったけど視界は良好でメガネとコンタクトなしで十分見えるので、圧倒的に楽になりました。
もし「ICL気になるけど手術怖い……」と悩んでいる方がいましたら、これを読んで少し手術のイメージができたなら幸いです。
次はICL手術⑤手術後の生活〜夏場は試練だらけ〜を載せようと思います。
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